履歴書の写真修正はどこまでOK?

目次

はじめに

履歴書に貼る証明写真を気に入らないと感じたことはありませんか?

最近は画像加工アプリを使って誰でも簡単に修正できる時代になりましたが、触っているうちについつい修正しすぎて、いわゆる「Matt化」してしまったりと意外と加減が難しいものです。

また、アプリでの修正には限りがあるため、美肌加工などはできても、細かい修正や合成などの高度な修正には不向きです。
そこで今回は、そもそも履歴書の写真修正はどこまでOKか、そして修正するならどんな手段が良いかを検証したいと思います。

そもそも履歴書の写真って重要?

そもそも履歴書に貼る写真は、そんなに重要なのでしょうか?
今回は、中小企業ではありますが、2社で採用担当を経験してきた私の経験からお話をしたいと思います。

結論から申しますと、採用担当者は、履歴書の写真を非常に重要視いたします。

応募者の数が多い人気の企業ほど全ての応募者の方と面接することはリソース上難しいため、どうしても書類審査にて篩い(ふるい)にかける必要がでてしまいます。つまり、どんなに優秀な方であっても履歴書の印象がいまいちだと、残念ながら面接に呼ばれることすらないのです。

採用担当者が履歴書を読む際、人は本能でまず写真の顔写真に目が行ってしまい、その印象を引きずった状態で文章に目を通すこととなります。

ここでいう写真の印象とは、別に美男・美女である必要はなく、「清潔感」や「誠実さ」といった要素がポイントです。
逆に言うと、まだ会ったこともないのに「この人は清潔感がなさそう」とか「この人は誠実じゃなさそう」と思われるなんて、おかしな話だとは思いませんか?

就職活動をする上で、書類審査を通過して面接に呼ばれるというミッションは、必ずクリアしなけれなりません。
決して写真を盛る必要なんてありませんが、マイナス要因だけはなんとしてでも排除しておかなければならないのです。

良い印象を与える履歴書の写真とは?

よほどのことがない限り、あなたが応募しようと思っている企業には複数の応募者がいることだと思います。
つまり、あなたの履歴書の写真は、他の応募者の方の写真と比較されているということを想定しておいてください。

それでは良い証明写真の要素を挙げてみましょう。

  1. 画質
  2. 表情
  3. 髪型
  4. 服装

こんなところでしょうか?

1. 画質

そもそも解像度の低い写真や、写真が暗くコントラストの低い写真だと、たとえ清潔感のある姿で写っていたとしても、写真を見る人の印象はよくありません。
昔撮った写真を使っているのかな、と疑われるリスクすらもありますので、画質の悪い写真を使うのは最低限やめましょう。

2. 表情

強張った表情やガチガチに緊張したような写真だと、自信がなさそうな印象になったり怖そうな印象になる場合があります。
また当日の肌が荒れていたりするのも勿体ないですね。

ちなみにどんな美しいお顔であっても、人間の顔は左右非対称で若干の歪みがあります。
写真で見る自分の顔が、普段鏡で見ている顔とどうも違って見える理由はそのためです。

そんなわずかな顔の歪みをなくすだけでも、顔の印象は一気によくなります。
(※こちらは写真修正の必要があるために後述します)

私はこれまで数え切れない数の履歴書の写真を見てきましたが、大半の方は、無表情というよりやや怖い表情をされていました。
きっと無意識に緊張しているのだと思いますが、撮影の際はほんの少し口角を上げることを意識してみると良いと思います。

3. 髪型

髪型にはその人の性格が非常によく表れます。
したがって、もし良ければ参考にしていただきたいのですが、少なくとも無事入社が決まるまでの間だけでも、自分の好みで髪型を決めるのではなく、世間一般において最も無難で、好き嫌いの分かれない髪型にしておいてください。
個性的すぎる髪型は、それだけ落とされるリスクも増えるので、面接合格が目的であれば(今だけでも)避けた方が良いですよね。

髪色に関しても、黒色(もしくは自然な焦げ茶色)がベターで、寝癖や髪の毛のハネなどはないように心がけましょう。
女性の場合、ロングヘアは束ねて前髪も目にかからないように注意してくださいね。

4. 服装

服装は男女ともにスーツが無難でしょう。
色は黒や濃紺、グレーなどの落ち着いたカラーで、さらに柄は無地であれば少なくとも減点はされないので、あえて奇抜な選択をする必要はないかと思います。
(中途採用の場合は、ストライプなど多少柄の入ったスーツでも悪い印象を与えにくいです)

次に着こなしです。
服が大きすぎたり、逆に小さすぎたり、襟元が開きすぎたり、締めるべきボタンを開けたりと、だらしなく見える格好だけは避けてください。

男性の場合はネクタイの色や柄にも注意が必要です。
色はブルーなどの寒色系が最も無難ですが、無地やストライプなどであれば他のカラーでも良いかもしれません。
ただし、派手な柄はリスキーなので避けておきましょう。

履歴書の写真はどこで撮影するのが良いの?

「写真館やスタジオで撮影するのが良い」…という意見が多そうですが、正直それはどちらでも構いません。

予算が許すのであれば、ヘアメイクさんがついてくれたり、しっかりした照明の元撮影した方が、より綺麗に撮影できるかと思います。
ただし、チェーン店の写真館でも3,000円〜8,000円、専門のスタジオだと8,000円〜15,000円、ホテルなどのスタジオだと15,000円〜30,000円と、とにかくどんどん費用がかかってキリがありません…。

先程挙げたポイントをしっかり守って撮影すれば、少なくとも落第点を取らない証明写真にはなると思いますので、私個人の意見では、極論、無人のスピード写真機で十分ですし、むしろオススメします。

何故なら、たいていの機種で1,000円以内で撮影できますし、誰にも見られていないので緊張しづらく、また先程お伝えしたように、やや口角を上げての表情も照れずに作りやすいかと思います。

そしてどうせお金をかけるのであれば、努力だけではどうしようもないポイントを、プロの写真修正業者に依頼して解決する方が有効だと思うのです。

そこで、写真館やフォトスタジオで撮影する場合と、プロに写真修正を依頼する場合との比較表をご覧ください。

写真館やスタジオでの撮影&修正
プロによる写真修正
  • 費用が3,000円〜30,000円程度かかる
  • 写真修正は基本おまかせ
  • 撮影がメインサービスのため写真修正はあくまでサービスの一部
  • 再撮影できる場合もある
  • 部位によっては300円から修正可能
  • 思いのままに修正できる
  • 写真修正がメインのサービスでPhotoshop技術もハイレベル
  • 撮影してから気になったところをじっくり修正できる

このように、予算さえあれば写真館やスタジオで撮影するに越したことはありませんが、限られた予算で就活対策を行うのであれば、写真修正に予算を投じることを検討してみてはいかがでしたでしょうか?

プロの写真修正業者とは?

世の中には、写真修正専門のプロという人たちが存在します。
この人たちは、AdobeのPhotoshopというソフトウェアを完全に使いこなし、あらゆる画像を思いのままに加工します。

ちなみにこのPhotoshopというソフト自体は、最近ではTVCMでも流れるくらいメジャーになり、一般の方でも使える方は多いのではないでしょうか?
WEBデザイナーやグラフィックデザイナー、イラストレーターの方の間でもよく使用されますし、写真館のスタッフさんもお使いになっているかと思います。

大切なことはそのPhotoshopを使えることではなく、どこまで極めているか。
そんな中でも、この写真修正専門のプロというのは、写真修正に特化したPhotoshopの技術を極めています。

さらに「人物の写真修正専門のプロ」というややニッチな職業の人達に至っては、どんな人物写真であってもその気になれば、モデルやアイドルのような美男美女にも変えられる技術を持ちます。(やるかやらないかは置いておいて)
当然、加工したことがバレないよう自然に加工を行います。

そんな写真修正のプロにとって、暗い写真をパキっと明るくしたり、表情をコントロールしたり、肌荒れを修正したり、髪型を整えたり、着崩れしたスーツを修正したり、髪色やネクタイやスーツの色を変えることなんて容易い作業。

高いスタジオで撮影するよりも、圧倒的に安い金額で、しかも思いのままに修正することが出来る場合がほとんどですので、撮影料にお金をかける以外の「写真修正」という選択肢も持っておくと便利だと思います。

写真はどこまで修正して良いの?

いよいよ本題ですが、履歴書の写真ってどこまで修正して良いのでしょうか?

まず前提として、履歴書の情報に嘘や偽りがあるのはいけません。
学歴や経歴詐称が禁止されているように、写真の情報も限度を超えて変えてしまうと、それで罰せられることはないでしょうが、面接で実際に対面した際に違和感を覚えられてしまい、マイナス要因となってしまいます。

ただし昨今では多少の写真修正・加工が当たり前の時代になったため、採用担当もある程度そこを見越しています。

全く別人レベルに修正するのはオススメしませんが、撮影時のコンディションのフォロー(ニキビや吹き出物の除去、表情のコントロール等)、顔のむくみを修正して、自信を持てる証明写真にすることは一般的にOKだと考えられてます。

そもそも証明写真で、普段のポテンシャルは発揮できないと考えた方が、気が楽かもしれませんね。
たまたま写真写りが悪いせいで、書類審査で落とされるようなことが起きないようにしたいものです。

プロに写真修正を依頼するメリットとデメリット

プロに写真修正を依頼するメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット
デメリット
  • 腕の良い業者であればどんな修正でも可能
  • 写真修正の費用が発生するが、スタジオで撮影することを考えると割安
  • Photoshopが普及しすぎているため、良い業者の見極めが困難
  • 写真修正の費用が発生する

メリットとしては、極論どんな修正でもできることと、写真撮影を無人のスピード写真機にしておけばトータルコストを抑えられることでしょう。

デメリットとしては、先述したようにPhotoshopというソフト自体普及しているので、誰でもある程度は修正ができる分、技術の低い業者に依頼してしまうと、クオリティが低かったり、加工していることがバレバレの写真になってしまいます。

費用が余計にかかってしまうデメリットもありますが、こちらは撮影のコストを抑えられれば、トータルで見ると写真館やスタジオで撮影するよりも安く抑えられることがほとんどです。

アプリを使って自分で修正することをオススメできない理由

もう一つ、冒頭でも触れたように、ご自身でアプリなどを使って写真修正をするのも一つの手段ですよね。
でもこれはあまりオススメできないのです。

理由はいくつかあるのですが、こんな話を聞いたことはありませんか?

「プロの画家にとって最も苦手とされる絵が自画像を描くこと」だということを。
ご自身のお顔は見すぎているために、なかなか客観的に見ることができません。

よって、逆にチャームポイントを修正してしまう場合や、コンプレックスを感じて違和感を覚えるほどに顔を細くしてしまって、結果的に加工していることがバレバレになったり、そもそも美しさから遠のいた写真になってしまうケースがよくあります。

ご自身のお顔こそ、第三者に修正してもらった方が、より美しく自然に修正できる傾向にあるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

就活は、面接会場に行く前段階、書類審査からもう始まっています。
お伝えしたように、採用担当者はあなたの履歴書だけを見るのではなく、複数の方の履歴書と比較しながら見ています。

「この人と実際に会って話をしたい」
そう思われるために大切なのが、履歴書の写真による第一印象
です。

ここで失敗しないために、写真修正という選択肢があるというお話と、嘘・偽りレベルの修正はいけませんが、多少の写真修正であればOKではないか、というお話をしました。

もしも人物写真修正のプロフェッショナルをお探しであれば、秘密厳守・日本全国どこからでも依頼可能・300円から依頼できる「キレイ写真」へお気軽にご相談ください。

キレイ写真

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる